今日は営業についての話からしましょう。例えば、標準的な営業フローを下記の通りとします。 1.リストアップ ⇒2.アプローチ ⇒3.ニーズ把握 ⇒4.プレゼンテーション ⇒5.クロージング ⇒6.契約 ⇒7.フォロー 『営業マンA君は、一生懸命に営業活動をしているが、思ったほど営業成績が伸びない。 そこで上司であるB部長は、A君の営業手法を細かく分析してみた。 その結果、A君は4.プレゼンテーションでつまづく傾向が判明。
よって、B部長は、A君にプレゼンテーションのスキルアップを命じ、様々なトレーニングを課した。 どこででも目にするシーンである。私から云わせると、多くの場合は完全に的外れ!よって、A君の営業成績は一向に伸びないまま。』
当然です! 実は、A君の弱点は、3.ニーズ把握にあるのですから。このことを認識できるビジネスマンが極めて少ないことも事実です。いかなる場合も仕事はフローに沿って流れる。失敗したPOINT(川下)で改善を図ってみても成果は得られません。その前のPOINT(川上)での改善こそが正しい処方なのです。このように処方箋を誤るケースがいたるところで見受けられます。 この場合、A君がスキルアップをしなければならないのは、4.プレゼンテーションではなく、3.ニーズ把握なのです。
うまくいかない原因は、必ず川上にあるのです。これは原則です!結果的には、『製品が売れないから業績が悪い』との論理は正しい。しかし、責任の所在を営業や販売に押し付けるのはどうなのか?もう一度云う、うまくいかない原因は、必ず川上に存在するのです。 営業(販売)は、製品からSTARTします。製品からの手法は、現代社会ではもう通用しないのです。優れた営業マンがいようが同じなのです。だから営業には限界があるのです。事業は、顧客からSTARTしなければならない。自らの気持ちのこもった「製品」を否定できる経営者は少ない。しかし、間違った過程で生み出された「製品」は、決して「商品」にはならないのです。 マーケティングとは、「製品」を「商品」に変えることができ、利益をもたらすことができる唯一の機能なのである。にも関わらず、多くの企業で存在しない。だから営業は、いや企業そのものがマーケティング機能を有しない限り、営業マンたちは同じ壁で停滞してしまう。KWDでは、このようなことがなきよう、しかと心していきましょう。 |